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「うんちが出ません」 便秘の生活指導
Vol.264生活・育児

「うんちが出ません」 便秘の生活指導

- 週3回未満が便秘の目安

生活・育児全年齢4
おかもん先生小児科専門医愛育病院 小児科

参考文献 5·Q&A 5問収録

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この記事のポイント

  • - 週3回未満が便秘の目安
  • - 排便を我慢すると悪循環に
  • - 下着の汚れも便秘のサイン

小児科おかもん先生 だより Vol.264

「うんちが出ません」、便秘の生活指導

こんにちは。愛育病院小児科のおかもん先生です。

子どもの便秘は非常に多い悩みです。放っておくと悪循環に陥ることがあるため、早めの対応が大切です。薬だけでなく、生活習慣の改善が治療の基本です。今回は、便秘の生活指導についてお伝えします。

子どもの便秘の基準は?

便秘の基準詳細
排便回数週3回未満
便の性状硬い、コロコロ
排便時の苦痛痛がる、泣く
便の我慢足を交差する、つま先立ち
下着の汚れ便失禁(溢流性)
便秘の悪循環
硬い便→排便時の痛み→排便を我慢→便がさらに硬くなる→さらに痛い

ポイント

  • 週3回未満が便秘の目安
  • 排便を我慢すると悪循環に
  • 下着の汚れも便秘のサイン

食事で改善できますか?

食事のポイント内容
食物繊維野菜、果物、豆類、全粒穀物
水分こまめに水分を摂る
プルーン緩下作用がある
ヨーグルト腸内環境の改善
食物繊維の多い食品
さつまいも、かぼちゃ
ブロッコリー、ほうれん草
りんご、キウイ、バナナ
納豆、枝豆
玄米、オートミール

過度な牛乳の摂取(1日600mL以上)は便秘の原因になることがあります。

ポイント

  • 食物繊維と水分を増やす
  • プルーンやキウイが効果的
  • 牛乳の多飲は便秘の原因に

トイレの習慣はどうすれば?

トイレ習慣のポイント内容
タイミング朝食後と夕食後(胃結腸反射を利用)
時間5-10分座る(長すぎない)
姿勢足が床につく台を使う
雰囲気リラックスできる環境
褒める座っただけでも褒める
排便姿勢のコツ
足台を置いて膝を股関節より高くする
前かがみの姿勢(ロダンの考える人のポーズ)
リラックスして力を入れる

ポイント

  • 食後にトイレに座る習慣をつける
  • 足が床につく台を使う
  • 座っただけでも褒める

薬は必要ですか?

薬の種類内容
酸化マグネシウム便を柔らかくする。安全性が高い
ラクツロース浸透圧性の下剤。甘い
モビコール便を柔らかくする。新しい薬
浣腸直腸にたまった硬い便を出す
刺激性下剤最終手段。長期使用は避ける

便秘の薬は依存性はありません。必要な間は安心して使ってください。

ポイント

  • 薬は依存性がない(安心して使用)
  • 酸化マグネシウムが第一選択
  • 自己判断で中止しない

トイレトレーニング中の便秘は?

原因詳細
不安トイレが怖い、失敗が怖い
我慢おむつの方が安心で我慢する
時期2-3歳は便秘が増える年齢
対応
便秘が治るまでトイレトレーニングを一時中断
まず便を柔らかくする治療を
トイレを楽しい場所にする
焦らない。子どものペースで

便秘の治療を優先してからトイレトレーニングを再開した方が、結果的にスムーズに進みます。

ポイント

  • 便秘がある場合はトイトレを一時中断
  • まず便を柔らかくする
  • 焦らず子どものペースで

今号のまとめ

  • 週3回未満の排便が便秘の目安
  • 食物繊維と水分を増やす
  • 食後にトイレに座る習慣をつける
  • 便秘の薬は依存性がない
  • トイトレ中の便秘は治療を優先

あわせて読みたい

  • Vol.262「子どもの食事と栄養」
  • Vol.271「トイレトレーニング」
  • Vol.249「小児の腹痛」

ご質問・ご感想

「便秘が治りません」「薬を続けていいか心配です」など、ご経験やご質問がございましたら、お気軽にお寄せください。

愛育病院 小児科 おかもん先生

本メルマガの内容は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。お子さまの症状についてはかかりつけの小児科医にご相談ください。

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※ この記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。お子さんの症状が心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。

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