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予防接種のイラスト

予防接種ガイド

11種類のワクチン情報と接種スケジュール、港区での手順、科学的エビデンスをまとめた総合ガイドです。

このスケジュールは日本小児科学会の推奨スケジュール(2024年版)と港区の公費助成情報に基づいています。監修:小児科専門医おかもん先生

コンコン先生

おかもん先生より

予防接種は、お子さんを重い感染症から守る最も効果的な手段です。 安全性と有効性は科学的に確立されています。このページでエビデンスに基づいた情報をお届けします。

お子さんの年齢に応じた接種スケジュールの全体像です

接種スケジュール

定期接種(公費・無料)

五種混合(DPT-IPV-Hib)

ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・Hib感染症

11回目(2ヶ月)
22回目(3ヶ月)
33回目(4ヶ月)
4追加(1歳3ヶ月)
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小児用肺炎球菌(PCV15)

肺炎球菌感染症(細菌性髄膜炎・肺炎・菌血症)

11回目(2ヶ月)
22回目(3ヶ月)
33回目(4ヶ月)
4追加(1歳1ヶ月)
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B型肝炎

B型肝炎

11回目(2ヶ月)
22回目(1回目から4週間後)(3ヶ月)
33回目(1回目から20〜24週間後)(7ヶ月)
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ロタウイルス

ロタウイルス胃腸炎

11回目(生後2〜14週6日までに)(2ヶ月)
22回目(1回目から4週間後)(4ヶ月)
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BCG(結核)

結核・粟粒結核・結核性髄膜炎

11回(5ヶ月)
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MR(麻しん・風しん混合)

麻しん(はしか)・風しん

11期(1〜2歳)(1歳)
22期(5〜7歳未満・就学前)(5歳)
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水痘(みずぼうそう)

水痘(みずぼうそう)

11回目(1〜2歳)(1歳)
22回目(1回目から6〜12ヶ月後)(1歳6ヶ月)
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日本脳炎

日本脳炎

11期1回目(3〜4歳)(3歳)
21期2回目(1回目から1〜4週間後)(3歳1ヶ月)
31期追加(2回目から約1年後)(4歳)
42期(9〜10歳)(9歳)
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HPV(ヒトパピローマウイルス)

子宮頸がん・HPV関連疾患

11回目(小学6年〜高1相当)(12歳)
22回目(1回目の2ヶ月後)(12歳2ヶ月)
33回目(1回目の6ヶ月後)※シルガード9は2回接種も可(12歳6ヶ月)
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任意接種(一部助成あり)

おたふくかぜ(ムンプス)

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

11回目(1〜2歳)(1歳)
22回目(3〜6歳)(3歳)
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インフルエンザ

インフルエンザ

11回目(毎年10〜11月)(6ヶ月)
22回目(13歳未満のみ:3〜4週間後)(7ヶ月)
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※ スケジュールは標準的な接種時期を示しています。お子さんの体調や個別の事情に応じて、かかりつけ医と相談のうえスケジュールを調整してください。

各ワクチンの詳細情報・副反応・よくある質問はこちら

ワクチン一覧

生後2ヶ月から開始同時接種は安全定期接種は無料

定期接種(公費・無料)

9

五種混合(DPT-IPV-Hib)

定期接種

ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・Hib感染症

5つの感染症を1本のワクチンで予防します。乳幼児期に最も重要なワクチンの一つで、生後2ヶ月から開始します。

接種時期: 2ヶ月〜1歳3ヶ月 / 計4

詳細・接種スケジュール

小児用肺炎球菌(PCV15)

定期接種

肺炎球菌感染症(細菌性髄膜炎・肺炎・菌血症)

細菌性髄膜炎や肺炎球菌肺炎を予防します。乳幼児期の重篤な細菌感染症を防ぐために重要です。五種混合と同時接種が推奨されます。

接種時期: 2ヶ月〜1歳1ヶ月 / 計4

詳細・接種スケジュール

B型肝炎

定期接種

B型肝炎

B型肝炎ウイルス(HBV)による感染を予防します。母子感染予防に加え、将来の肝炎・肝がん予防として重要です。

接種時期: 2ヶ月〜7ヶ月 / 計3

詳細・接種スケジュール

ロタウイルス

定期接種

ロタウイルス胃腸炎

乳幼児の重症下痢・嘔吐の主な原因であるロタウイルス感染症を予防します。経口接種(飲むワクチン)です。初回は生後2ヶ月から14週6日までに接種が必要です。

接種時期: 2ヶ月〜4ヶ月 / 計2

詳細・接種スケジュール

BCG(結核)

定期接種

結核・粟粒結核・結核性髄膜炎

結核を予防します。特に乳幼児の重篤な結核(粟粒結核・結核性髄膜炎)に高い予防効果があります。スタンプ式(管針法)で接種します。

接種時期: 5ヶ月 / 計1

詳細・接種スケジュール

MR(麻しん・風しん混合)

定期接種

麻しん(はしか)・風しん

麻しん(はしか)と風しんを予防する混合ワクチンです。麻しんは感染力が非常に強く、脳炎などの重篤な合併症を起こすことがあります。

接種時期: 1歳〜5歳 / 計2

詳細・接種スケジュール

水痘(みずぼうそう)

定期接種

水痘(みずぼうそう)

みずぼうそうを予防します。感染力が非常に強く、保育園・幼稚園での集団感染が多い疾患です。2回接種で予防効果が高まります。

接種時期: 1歳〜1歳6ヶ月 / 計2

詳細・接種スケジュール

日本脳炎

定期接種

日本脳炎

蚊が媒介する日本脳炎ウイルスによる脳炎を予防します。致死率が高く後遺症を残しやすい疾患です。

接種時期: 3歳〜9歳 / 計4

詳細・接種スケジュール

HPV(ヒトパピローマウイルス)

定期接種

子宮頸がん・HPV関連疾患

子宮頸がんの主な原因であるHPV感染を予防します。小学6年生〜高校1年生相当(12〜16歳)の女子に定期接種として実施されます。2023年より男子も任意接種として推奨されています。

接種時期: 12歳〜12歳6ヶ月 / 計3

詳細・接種スケジュール

任意接種(原則自費・一部港区助成あり)

2

港区にお住まいの方向け、予防接種の流れ

港区での接種手順

1

予診票を確認する

港区にお住まいの方には、出生届の提出後に「予防接種予診票つづり」が届きます。定期接種は全額公費負担(無料)です。

自宅に届きます

届かない場合や紛失した場合は、みなと保健所(03-6400-0081)またはお近くの総合支所へご連絡ください。転入された方も手続きが必要です。

2

かかりつけ医を見つける

予防接種を行っている港区内の小児科・医療機関を探しましょう。かかりつけ医を持つことで、お子さんの成長に合わせた接種計画を立ててもらえます。

みなとんの「小児科マップ」から予防接種対応の医療機関を検索できます。

詳しく見る
3

予約を取る

かかりつけ医に電話またはWebで予約をします。お子さんの月齢と接種歴を伝えると、最適なスケジュールを提案してもらえます。

生後2ヶ月になったらすぐに予約を。五種混合・肺炎球菌・B型肝炎・ロタウイルスを同時接種で始めるのが一般的です。

4

接種当日の準備をする

当日は以下を持参してください:母子健康手帳、予診票(記入済み)、健康保険証、乳幼児医療証。お子さんの体調が良いことを確認してください。

かかりつけ医

予診票は事前に自宅で記入しておくとスムーズです。体温が37.5度以上ある場合は接種を延期しましょう。

5

接種を受ける

医師の問診の後、ワクチンを接種します。同時接種(複数のワクチンを同日に接種)は安全性が確認されており、日本小児科学会も推奨しています。

かかりつけ医

同時接種は通院回数を減らし、早期に免疫を獲得できるメリットがあります。不安な場合はかかりつけ医にご相談ください。

6

接種後の経過を観察する

接種後30分間は医療機関内またはすぐに戻れる場所で待機してください。帰宅後は激しい運動を避け、接種部位を清潔に保ちましょう。

医療機関・自宅

接種部位の発赤・腫脹や軽い発熱は正常な免疫反応です。高熱が続く、ぐったりしているなど気になる症状があれば、かかりつけ医に連絡してください。

すべての定期接種を完了すると、お子さんは主要な感染症から守られます。

保護者の方からよく寄せられる質問にお答えします

よくある質問

スケジュール
安全性
副反応
実践的な質問

予防接種の有効性と安全性を支える科学的根拠

科学的エビデンス

ワクチンは年間200〜300万人の命を救っている

WHOの推計によると、予防接種は年間200〜300万人の死亡を防いでいます。天然痘は1980年にワクチンにより撲滅され、ポリオ(小児まひ)の患者数は99%以上減少しました。

出典: WHO: Immunization coverage fact sheet, 2024

集団免疫がまだ接種できない赤ちゃんを守る

多くの人がワクチンを接種することで、感染症の流行が抑えられ、月齢の関係でまだ接種できない新生児や、免疫不全で接種できない人も間接的に守られます。麻しんの場合、集団免疫に必要な接種率は95%以上です。

出典: 国立感染症研究所: 予防接種の集団免疫効果

日本のワクチン安全監視体制は世界基準を満たしている

日本では予防接種法に基づく副反応報告制度があり、医療機関からの報告を厚生労働省とPMDAが継続的に監視しています。重篤な副反応が確認された場合は速やかに接種の見直しが行われます。健康被害救済制度により、万一の際の補償も整備されています。

出典: 厚生労働省: 予防接種の副反応報告制度

ワクチンの安全性は開発から市販後まで厳格に検証されている

ワクチンは基礎研究から臨床試験(第I〜III相)まで10年以上かけて開発され、数千〜数万人規模の治験で安全性と有効性が確認されます。承認後も市販後調査が行われ、まれな副反応も継続的に監視されています。

出典: 日本小児科学会: 予防接種の同時接種に対する考え方, 2024

ワクチンで予防できる疾患のリスクは副反応リスクよりはるかに大きい

例えば、麻しんに感染すると約1,000人に1人が脳炎を発症し、致死率は先進国でも0.1〜0.2%です。一方、MRワクチンによる重篤な副反応は100万回接種あたり1〜2件です。すべてのワクチンにおいて、疾患のリスクがワクチンの副反応リスクを大きく上回ります。

出典: CDC: Epidemiology and Prevention of Vaccine-Preventable Diseases (Pink Book)

日本の定期接種の拡充により、多くの感染症が激減した

Hibワクチンと肺炎球菌ワクチンの定期接種化(2013年)以降、小児の細菌性髄膜炎は約90%減少しました。水痘ワクチンの定期接種化(2014年)後、水痘の患者数は約85%減少しています。ロタウイルスワクチンの定期接種化(2020年)後も、重症ロタウイルス胃腸炎が大幅に減少しています。

出典: 国立感染症研究所: 感染症発生動向調査

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