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「くる病と言われました」 ビタミンD欠乏症
Vol.246成長・代謝

「くる病と言われました」 ビタミンD欠乏症

- 骨の形成とカルシウム吸収に必須

成長・代謝全年齢4
おかもん先生小児科専門医愛育病院 小児科

参考文献 5·Q&A 5問収録

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この記事のポイント

  • - 骨の形成とカルシウム吸収に必須
  • - 日光と食事から得られる
  • - 日本の乳幼児の20-30%が不足

小児科おかもん先生 だより Vol.246

「くる病と言われました」、ビタミンD欠乏症

こんにちは。愛育病院小児科のおかもん先生です。

ビタミンD欠乏症は近年再び増加傾向にあります。過度な紫外線対策や偏った食事が原因として指摘されています。ビタミンDは骨の健康だけでなく、免疫機能にも重要な役割を果たします。今回は、子どものビタミンD欠乏症についてお伝えします。

ビタミンDの役割は?

基本情報詳細
役割カルシウム吸収の促進、骨の形成
供給源日光(紫外線)と食事
不足の頻度日本の乳幼児の約20-30%が不足
推奨摂取量乳児: 5μg/日、小児: 5-8μg/日
ビタミンDが不足しやすい状況
完全母乳栄養(母乳はビタミンDが少ない)
外遊びが少ない(日光に当たらない)
過度な紫外線対策(日焼け止め・帽子・長袖)
偏食(魚・卵を食べない)
色素の濃い肌

ポイント

  • 骨の形成とカルシウム吸収に必須
  • 日光と食事から得られる
  • 日本の乳幼児の20-30%が不足

くる病とは?

症状詳細
O脚歩き始めの頃に目立つ
頭蓋ろう頭蓋骨が柔らかい(乳児)
肋骨念珠肋骨の前面がボコボコする
大泉門閉鎖遅延通常18か月で閉じる
歯の異常歯が生えるのが遅い、エナメル質異常
低身長成長障害

くる病は以前は稀でしたが、近年増加傾向にあります。

ポイント

  • O脚や頭蓋骨の軟化が特徴
  • 近年増加傾向
  • 早期発見・早期治療が重要

診断と治療は?

検査内容
25(OH)ビタミンD血中濃度を測定(不足: <20ng/mL)
カルシウム・リン低下していることがある
ALP上昇(骨の代謝を反映)
レントゲン骨端の杯状変形(くる病の所見)
治療
ビタミンD製剤(アルファカルシドール等)
カルシウムの補充
適度な日光浴
食事の見直し

ポイント

  • 血液検査で簡単に診断
  • ビタミンD製剤で治療
  • 適度な日光浴も大切

日光浴はどのくらい必要?

推奨される日光浴詳細
時間1日15-30分程度
部位手や顔に日光が当たれば十分
季節夏は短時間、冬は長めに
注意長時間の直射日光は避ける
バランスの取り方
帽子はかぶっても手足には日光を
夏の昼間の長時間直射は避ける
外遊びの習慣をつける
冬場は特に意識して外出

紫外線対策は大切ですが、過度な対策はビタミンD不足の原因になります。バランスが重要です。

ポイント

  • 1日15-30分の日光浴を推奨
  • 手や顔に日光が当たれば十分
  • 過度な紫外線対策は避ける

食事でできることは?

食品ビタミンD含有量(目安)
非常に多い
しらす多い。離乳食にも使いやすい
きのこ類しいたけ(干すとさらに増加)
卵黄手軽に摂れる
ビタミンD強化食品牛乳、シリアル等
母乳栄養児の注意
母乳はビタミンDが少ない
サプリメント(400IU/日)の補充を推奨
離乳食からビタミンD豊富な食品を

ポイント

  • 魚・きのこ・卵にビタミンDが豊富
  • 完全母乳栄養児はサプリメントを検討
  • 干ししいたけはビタミンDが増加

今号のまとめ

  • ビタミンD欠乏症は近年増加傾向
  • 骨の形成とカルシウム吸収に必須
  • 適度な日光浴(1日15-30分)が重要
  • 完全母乳栄養児はサプリメントを検討
  • 魚・きのこ・卵でビタミンDを補給

あわせて読みたい

  • Vol.245「鉄欠乏性貧血」
  • Vol.219「O脚・X脚」
  • Vol.262「子どもの食事と栄養」

ご質問・ご感想

「ビタミンDのサプリメントは必要ですか」「日光浴の加減が分かりません」など、ご経験やご質問がございましたら、お気軽にお寄せください。

愛育病院 小児科 おかもん先生

本メルマガの内容は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。お子さまの症状についてはかかりつけの小児科医にご相談ください。

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※ この記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。お子さんの症状が心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。

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