小児科おかもん先生 だより Vol.263
「虫歯が心配です」、子どもの歯の健康
こんにちは。愛育病院小児科のおかもん先生です。
乳歯の虫歯は永久歯にも影響します。正しい歯磨きの習慣と定期的な歯科受診が、健康な歯を守る鍵です。今回は、子どもの歯の健康についてお伝えします。
歯磨きはいつから始める?
| 時期 | 対応 |
|---|---|
| 歯が生える前 | 濡れたガーゼで口の中を拭く |
| 最初の歯(6か月頃) | 柔らかい歯ブラシで磨く |
| 1歳 | フッ素入り歯磨き粉(米粒大) |
| 3歳 | フッ素入り歯磨き粉(えんどう豆大) |
| 6歳以降 | 大人と同量の歯磨き粉 |
| 仕上げ磨き |
|---|
| 8-9歳まで保護者が仕上げ磨きを |
| 寝る前の仕上げ磨きが最も重要 |
| 膝の上に頭を乗せて、仰向けで磨く |
ポイント
- 最初の歯が生えたら歯磨き開始
- 8-9歳まで仕上げ磨きを
- 寝る前の歯磨きが最も重要
フッ素は安全ですか?
| フッ素の効果 | 詳細 |
|---|---|
| 歯の強化 | エナメル質を丈夫にする |
| 再石灰化 | 初期虫歯を修復 |
| 細菌抑制 | 虫歯菌の活動を抑える |
| 予防効果 | 虫歯を30-50%減少 |
| フッ素の使い方 |
|---|
| フッ素入り歯磨き粉(毎日) |
| 歯科でのフッ素塗布(3-6か月ごと) |
| フッ素洗口(4歳以降、うがいができたら) |
ポイント
- フッ素は適切な量なら安全
- 虫歯予防に最も効果的
- 歯磨き粉と歯科塗布を併用
虫歯になりやすい習慣は?
| 虫歯リスクの高い習慣 | 詳細 |
|---|---|
| 哺乳瓶で甘い飲み物 | 哺乳瓶う蝕(前歯が壊滅的に) |
| だらだら食べ | 口の中が長時間酸性に |
| ジュースの頻回摂取 | 砂糖と酸の二重攻撃 |
| 寝る前の授乳(歯磨き後) | 夜間は唾液が少ない |
| 虫歯予防の食習慣 |
|---|
| 食事とおやつの時間を決める |
| おやつは1日2回まで |
| 飲み物は水・お茶 |
| 歯磨きの後は飲食しない |
ポイント
- だらだら食べが最大のリスク
- ジュースを水・お茶に替える
- 食事の時間を決める
乳歯の虫歯は治療すべき?
| 乳歯の虫歯の影響 | 詳細 |
|---|---|
| 永久歯への影響 | 下にある永久歯の発育に影響 |
| 歯並びへの影響 | 早期に抜けると永久歯の位置がずれる |
| 感染源 | 痛みや腫れの原因 |
| 栄養への影響 | 噛めないと栄養摂取に影響 |
| 発音への影響 | 前歯の喪失で発音に影響 |
ポイント
- 乳歯の虫歯も必ず治療
- 永久歯の発育に影響
- 歯並びにも影響する
歯科受診はいつから?
| 歯科受診のスケジュール | 内容 |
|---|---|
| 1歳 | 初めての歯科受診 |
| 以降 | 3-6か月ごとの定期検診 |
| フッ素塗布 | 3-6か月ごと |
| 歯の外傷時の対応 |
|---|
| 乳歯が抜けた:再植しない。歯科受診 |
| 永久歯が抜けた:牛乳に入れてすぐに歯科受診 |
| 歯がぐらぐら:触らず歯科受診 |
ポイント
- 1歳までに初めての歯科受診
- 3-6か月ごとの定期検診
- 永久歯が抜けたら牛乳に入れて歯科へ
今号のまとめ
- 最初の歯が生えたら歯磨き開始
- 8-9歳まで仕上げ磨きを
- フッ素は安全で虫歯予防に効果的
- 乳歯の虫歯も必ず治療
- 1歳までに初めての歯科受診
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ご質問・ご感想
「虫歯が心配です」「仕上げ磨きのコツを知りたい」など、ご経験やご質問がございましたら、お気軽にお寄せください。
愛育病院 小児科 おかもん先生
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